遺言作成サポートの専門家選択ガイド

医者に外科医、内科医、脳外科医、皮膚科医とあるように、法律にも相続遺言問題の専門家とそうでない専門家がいます。また、相続遺言問題に詳しい弁護士や司法書士のうち、どの専門家があなたの現在の状況にとって適切かの選択も大切です。自分の相談内容に合った専門家を選びましょう。     

弁護士・司法書士・行政書士

遺言者の思い通りの遺産分割を実現!実際の分割の際も確実に対応!
どうすればトラブルなく遺言が実現できるのか?争いを避けて、自分が望む遺言内容になるよう遺言方法を教えてくれます。遺言の効力が発生するのは自分が亡くなった後ですから、相続が遺言の内容通りに行われるように実現してくれます。遺言した内容にトラブルとなる原因があるような場合は、生前贈与などを活用した財産整理のアドバイスも考慮してくれます。

どんな場合に弁護士・司法書士・行政書士に依頼すればいいの?
 ・特定の相続人に遺留分を放棄してもらいたい場合
 ・遺留分減殺請求を受けた場合の見通しを知りたい場合
 ・特定の者のみを過大に優遇する遺言にしたい場合
 ・生前贈与を利用して相続財産を減らしておきたい場合
 ・せっかく作成した遺言が無効になってしまわないように確実なものにして欲しい。
 ・法律の許す範囲でできるだけ法定相続分以外で遺言を行う方法を知りたい場合
 ・特定の者に財産を残しても法律上問題ないのかを確認したい場合
 ・まったく分からないので信頼のできる先生に全てお任せしたい場合

弁護士・司法書士・行政書士に依頼するメリット
 ・作成した遺言が無効になる心配がない。
 ・遺言の内容から起こりうるトラブルを想定し、その解決策を教えてくれる。
 ・遺言で仮にトラブルが起きても、迅速に対応してくれる(弁護士)

弁護士に依頼するデメリット
 ・一般に弁護士費用が高いといわれている。(但し、事務所によって費用は異なり、さまざまな料金体系が存在することを考えると一概に高いとは言えなくなってきている。)

司法書士・行政書士に依頼するデメリット
 ・税務処理に対応していない事務所がある。

税理士・ファイナンシャルプランナー

生前贈与や財産評価減で相続税対策のお手伝い!
財産を承継した場合や遺言により財産を譲り受けた場合、財産の額によっては多額の税金を支払うことになります。遺言者は相続する側の相続税も考慮して、遺言の作成にあたるのが万全です。どのくらいの相続税なのかの見通しを立てておき、税負担が大きいようであれば相続税の生前対策がとても重要になってきます。どうすれば一番有利なのか、あらゆる角度で検証し、具体的解決策の提案をしてくれます。

どんな場合に税理士・ファイナンシャルプランナーに依頼すればいいの?
 ・財産の配分は決まったが、この内容で誰にどのくらいの税負担がかかるのかを知りたい場合
 ・納税資金を用意しておきたい場合
 ・財産評価を減らすことで、相続税負担を軽くする方法を知りたい場合
 ・生前贈与を活用したい場合
 ・相続時精算課税制度の有用性のアドバイスを受けたい場合
 ・生前贈与か相続税のどちらが有利なのか調べて欲しい場合
 ・生命保険の見直しをしたい場合

税理士・ファイナンシャルプランナーに依頼するメリット
 ・生前相続税節税対策を万全にしてくれる。
 ・希望の遺言と税金面での対策を考慮した理想的な遺言とを比較してくれる。

税理士・ファイナンシャルプランナーに依頼するデメリット
 ・法律的な遺言手続は別の専門家に依頼する必要がある。
 ・相続人との交渉やトラブルの対応ができない。
 ・実際の名義変更等は他の専門家に依頼する必要がある。